2008年12月22日
クリスマスにランタンを灯したかった小さな女の子へ
3年前の12月。
takaさんの「クリスマスにランタンを灯そう」と言う企画が私のブログ開始のきっかけとなりましたる(^^)
しかし、そのずっと以前にクリスマスにランタンを灯したかった小さな女の子がいましたる。
その女の子は幾度も困難な手術を受け、ある病院に転院してきたのはある年の3月でした。
心臓のある部位に困難な疾病・疾患を持つ彼女は生まれてから一度も病院から出たことのない少女でしたる。
その少女は当時、11歳でしたるが見た感じは6歳くらいの体型でしたる。
その小さな体には、術痕が柳のように残酷に幾十にも走っていました。
その病院に転院したときは「もう手術は絶対にイヤ!」と言って周りの医療スタッフの言うことの聞かないヤンチャな少女でしたる(^^;
その少女の担当主治医になった、ある医者は困っていましたる。
その主治医に任せられた役目は「手術を受けさせること」を承諾させることでしたる(--;
両親からは承諾を頂いていても、本人が協力しない事には手術はできませんでする。
検査の前日にわざと大食いして検査を中止させたりと、なかなか頭の良い子でしたる(^^;
そこで新米のそのドクターは少女にこう言ったのでする(^^)
「手術を受けることに協力してくれたら、なんでも欲しい物や望むことをしてあげる。」
そして、彼女の「望むこと」を承諾した新米ヤブ・ドクターは少女から手術の承諾を得たのでしたる(^^)
そして、手術が始まり・・・・・
何も出来ずに手術は終わり・・・・・・・・・・・
麻酔からさめた少女への新米医師からの第一声は・・・・・・・・・
「よかったな、手術は無事に終わったよ。」
その時に彼女が発した言葉は「だったら・・・・約束を、、、守って・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼女と新米医師が交わした約束とは。。。。。。。
「手術が終わったら、外へつれていって」
そんな内容の約束でしたる。
彼女は生まれてからずっと、無菌室で育ち、病院から出たことのない体です。
雑菌だらけの「外」へ連れ出すことは、すなわち「死」を意味するのです。
あるカンファレンスの場で、全く関係の無いその少女の願いをかなえてやりたいって言う提言を発した新米医は、当然まわりのスタッフから罵声をあびました。
しかし、ある教授が「言ってみろ、遠慮するな!」と言ってくれました。
そして、彼女との約束の事、彼女の希望、彼女の人生を精一杯語ったのでする。
ご家族様とも話し合い、残された命の時間を少しでも彼女らしい生き方にしてあげようと言う意見で一致しました。
そして、5月初旬、世間ではゴールデンウィークの真っ最中に・・・・
彼女は、その尊い人生で始めての「外出」を経験したのでする(^^)
病棟から、ほんのわずかの距離でしたるが、それでも彼女にとっては「もの凄い冒険」だったのでしょう(^^)
本当に嬉しそうな笑顔でしたる(^^)
そして、彼女はこう言いました。
車椅子に乗ったまま、彼女は新米ドクターに背を向けたまま、こう言ったのです。
「ありがとう、先生。約束を守ってくれたのはアナタが始めてです。本当にありがとう。」
新米ドクターはテレながら「手術が上手くいったから、良かったね」と言うと。。。。
「いいよ、わかってるから。ダメやったんでしょ。でもね、本当に約束を守ってくれたのは先生だけだよ。」
あとは言葉が浮かびませんでした。
彼女は自分の命の灯火を知っていたのです。
一緒に外出した公園には、綺麗な服を来た若い女性がいましたる。
そんな女性を見て彼女が言った言葉は。。。
「綺麗だね、私もあんな服、着たかったなぁ。なんでもいいから、人を助ける仕事をしたかった。もっと、生きたかった。」
五月初旬、その小さな命の灯火は静かに消えていきました。
彼女は父親が大切にしていたランプランタンがお気に入りでした。
クリスマスに、そのランプランタンを両親と一緒に灯しながら、ケーキのロウソクを吹き消すことが彼女の夢でした。
ちいさな、なんでもない、そんな事が彼女にとっての最大の夢でした。
Takaさんの「クリスマスにランタンを灯そう」と言う企画を、もし彼女が見ることができたら、きっと喜んだと思いまする(^^)
もし、神様が本当にいるのなら、私達大人は何でも我慢するから、せめて小さな子供だけには「幸せなクリスマス」を体験させてあげてください。
私達、大人は何でも我慢するから(^^)
私の弟・・・つまり新米ドクターと、その小さな女の子は偶然にも「お空の向こう」で一緒に遊んでいるでしょう(^^)
さぁ、今年も皆で「クリスマスにランタンを灯しましょう」
願いを込めて・・・・・全ての人が幸せになるように・・・・・・自分も含めて、自分以外の誰か一人でも幸せになるように(^^)
クリスマスにランタンを灯しましょうでする(^^)
この記事はご遺族の許可・校正を得てアップしています
takaさんの「クリスマスにランタンを灯そう」と言う企画が私のブログ開始のきっかけとなりましたる(^^)
しかし、そのずっと以前にクリスマスにランタンを灯したかった小さな女の子がいましたる。
その女の子は幾度も困難な手術を受け、ある病院に転院してきたのはある年の3月でした。
心臓のある部位に困難な疾病・疾患を持つ彼女は生まれてから一度も病院から出たことのない少女でしたる。
その少女は当時、11歳でしたるが見た感じは6歳くらいの体型でしたる。
その小さな体には、術痕が柳のように残酷に幾十にも走っていました。
その病院に転院したときは「もう手術は絶対にイヤ!」と言って周りの医療スタッフの言うことの聞かないヤンチャな少女でしたる(^^;
その少女の担当主治医になった、ある医者は困っていましたる。
その主治医に任せられた役目は「手術を受けさせること」を承諾させることでしたる(--;
両親からは承諾を頂いていても、本人が協力しない事には手術はできませんでする。
検査の前日にわざと大食いして検査を中止させたりと、なかなか頭の良い子でしたる(^^;
そこで新米のそのドクターは少女にこう言ったのでする(^^)
「手術を受けることに協力してくれたら、なんでも欲しい物や望むことをしてあげる。」
そして、彼女の「望むこと」を承諾した新米ヤブ・ドクターは少女から手術の承諾を得たのでしたる(^^)
そして、手術が始まり・・・・・
何も出来ずに手術は終わり・・・・・・・・・・・
麻酔からさめた少女への新米医師からの第一声は・・・・・・・・・
「よかったな、手術は無事に終わったよ。」
その時に彼女が発した言葉は「だったら・・・・約束を、、、守って・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼女と新米医師が交わした約束とは。。。。。。。
「手術が終わったら、外へつれていって」
そんな内容の約束でしたる。
彼女は生まれてからずっと、無菌室で育ち、病院から出たことのない体です。
雑菌だらけの「外」へ連れ出すことは、すなわち「死」を意味するのです。
あるカンファレンスの場で、全く関係の無いその少女の願いをかなえてやりたいって言う提言を発した新米医は、当然まわりのスタッフから罵声をあびました。
しかし、ある教授が「言ってみろ、遠慮するな!」と言ってくれました。
そして、彼女との約束の事、彼女の希望、彼女の人生を精一杯語ったのでする。
ご家族様とも話し合い、残された命の時間を少しでも彼女らしい生き方にしてあげようと言う意見で一致しました。
そして、5月初旬、世間ではゴールデンウィークの真っ最中に・・・・
彼女は、その尊い人生で始めての「外出」を経験したのでする(^^)
病棟から、ほんのわずかの距離でしたるが、それでも彼女にとっては「もの凄い冒険」だったのでしょう(^^)
本当に嬉しそうな笑顔でしたる(^^)
そして、彼女はこう言いました。
車椅子に乗ったまま、彼女は新米ドクターに背を向けたまま、こう言ったのです。
「ありがとう、先生。約束を守ってくれたのはアナタが始めてです。本当にありがとう。」
新米ドクターはテレながら「手術が上手くいったから、良かったね」と言うと。。。。
「いいよ、わかってるから。ダメやったんでしょ。でもね、本当に約束を守ってくれたのは先生だけだよ。」
あとは言葉が浮かびませんでした。
彼女は自分の命の灯火を知っていたのです。
一緒に外出した公園には、綺麗な服を来た若い女性がいましたる。
そんな女性を見て彼女が言った言葉は。。。
「綺麗だね、私もあんな服、着たかったなぁ。なんでもいいから、人を助ける仕事をしたかった。もっと、生きたかった。」
五月初旬、その小さな命の灯火は静かに消えていきました。
彼女は父親が大切にしていたランプランタンがお気に入りでした。
クリスマスに、そのランプランタンを両親と一緒に灯しながら、ケーキのロウソクを吹き消すことが彼女の夢でした。
ちいさな、なんでもない、そんな事が彼女にとっての最大の夢でした。
Takaさんの「クリスマスにランタンを灯そう」と言う企画を、もし彼女が見ることができたら、きっと喜んだと思いまする(^^)
もし、神様が本当にいるのなら、私達大人は何でも我慢するから、せめて小さな子供だけには「幸せなクリスマス」を体験させてあげてください。
私達、大人は何でも我慢するから(^^)
私の弟・・・つまり新米ドクターと、その小さな女の子は偶然にも「お空の向こう」で一緒に遊んでいるでしょう(^^)
さぁ、今年も皆で「クリスマスにランタンを灯しましょう」
願いを込めて・・・・・全ての人が幸せになるように・・・・・・自分も含めて、自分以外の誰か一人でも幸せになるように(^^)
クリスマスにランタンを灯しましょうでする(^^)
この記事はご遺族の許可・校正を得てアップしています
Posted by slowlife at 22:30│Comments(0)
│クリスマスにランタンを灯そう。願いを込めて。。。
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