スローライフの二人言　＋α　さらにα　もっとα

「あんなの奇跡でもおこならいと無理だよ」

「絶対にそんなの不可能だよ」

奇跡だと思っている人は、そう思い続けている限り奇跡のままでする。

不可能だと思っている人は、そう思い続けている限り不可能のままでする。

でも、奇跡を現実に、不可能を可能にしている人は多く存在します。

命に関しても同じ事。

私が子供の頃、「リーダース・ダイジェスト」と言う定期刊行雑誌がありましたる。

新刊の中から良書を選び、その内容を要約した文章を記載していた雑誌だったんでするが、その中に今も鮮烈に頭に残る実話がありまする（＾＾）

それはとある外国での本当にあったお話でする。

母一人、子一人の母子家庭で子育てを懸命に頑張っていた母親は、ある日の健康診断で突如、奈落の底に落とされてしまいます。

それは「残念ながらアナタは末期の悪性腫瘍にかかっている。長くて半年、進行状態によっては３ヶ月の余命です」と宣言されてしまったのです。

しかし彼女は病気に負けませんでした。

何故なら、まだ小さい彼女の子供がいるからです。

なんとか子供が成長するまで、不自由なく生活させてやりたい。成長した子供の姿をこの目で見たい！

それからの彼女は必死で病魔と闘い続けました。

様々な書物で調べて、「良い」とされる色々な家庭療法も取り入れました。

その中から彼女が選んだのが「リンゴを摩り下ろして毎日摂取する」と言う方法でした。

周囲の専門家達やナース達からは「何をバカな事をしているんですか」と言われながらも、彼女はその方法を信じてリンゴを食べ続けたのです。

もちろん医学的にも生理学的にも薬理学的にも全く立証されていない方法です。

癌細胞がリンゴの主成分で縮小する事など全くデタラメな考えです。

しかし、彼女は「絶対に死ねない！子供のために、愛する子供のために絶対に死ねない！生きなければならない！」

そう言い聞かして、そして強い気持ちで戦い続けたのです。

それからの彼女は。。。。。。。。。。


なんと「キセキ」がおきたのです。

末期癌と宣告され余命宣言を受けた彼女の癌細胞は見事に小さくなっていったのです。

どうにもならないと判断されていた彼女の状態は、検査の結果、手術で癌細胞の部位を完全に除去できるまで縮小されていたのです。

そして手術の日。

オペに参加したレジデント達は執刀医である教授に質問しました。

研修医「先生、原発巣が凄く小さくなっていますね。初期の状態からは考えられません。いったいどんな新薬を使われたのですか？」

教授「あぁ、この新薬ね。その辺の八百屋に売ってるよ」



私は今もリンゴが彼女の癌細胞を小さくしたとは思っていません。

担当した教授もきっと同じ事でしょう。

では何故、彼女の癌細胞は小さくなったのでしょうか？

何故、彼女は術後、完治したのでしょうか？

それは「絶対に死ぬわけにはいかない！愛する子供のために絶対に病気なんかに負ける訳にはいかない！」と言う強い信念と自身の命より大切な子供への愛情から生まれたと思っています。


「あれはキセキでもおきない限り・・・・・」

「そんなの不可能だよ、絶対に・・・・・・」

そう思っている人には、永遠にキセキであり不可能のままでしょう。

しかし「絶対に大丈夫！絶対に負けない！絶対に・・・・」

そう言う強い思いと、自分のためではなく大切な誰かのために絶対に負けないと言う強い愛情に裏づけされた信念が「キセキを現実に」、「不可能を可能に」するのです。

強い信念と愛情は何物にも優る免疫なのですよ。

さぁ、アナタの強い信念と愛情で、キセキを現実に、不可能を可能に変えましょう！

そしてどこかのキャンプ場でお会いしましょう。

元気になったあなた達の息子さんと共に！