スローライフの二人言　＋α　さらにα　もっとα

少し前の事でするが、スローライスとスローライムの運動会が行われましたる（＾＾）

実は我が子たちが通う園には、「少しだけ運動が苦手」なお子様がいらっしゃいます。

運動会では、通常そのようなお子様は活躍できないのが普通の大人の考え方です。

でも、この園では少しちがいます。

リレーや竹馬競争のチームを作る時も、園の子供達は誰も、そのお子様を敬遠したりしないのです。

それどころか、「自分たちのチームにおいで！」と、そのお子様に呼びかけるのです。

リレーでは、そのお子様は懸命に走りました。

精一杯の力を振り絞り、懸命に走られました。

きっと膝も痛かったでしょう、呼吸も苦しかったでしょう。

それでも、最後まで一生懸命に走られました。

もちろん、そのお子様の「懸命の走り」は、他のお子様の「歩くスピード」なのかもしれません。

しかし、どの子供達も、そんな事は気にしない。

勝っている、既にゴールを終えているチームの子供達も一緒になって、そのお子様を大きな声で声援します。

竹馬競争では、そのお子様は何度も竹馬から落ちました。

何度も、何度も。

でも最後まで諦めずに、膝をすりむこうが、腕にあざを作ろうが、最後まで走り抜けました。

そして、やっぱり全ての子供達が声援します。

大人から見れば「カッコ悪い」とか思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、子供達は知っているのです。

走り方がどんなにカッコ悪くても、どんなに遅くても、竹馬から何度も落ちてこけても・・・・・・・・

最後まで自分の力で「諦めずにやりきる事」が、実は「一番カッコいい事」を（＾＾）

だから、全員で応援するのです。

誰一人として、リレーに負けた事を、そのお子様のせいにする子供達はいませんでした。

担任の先生は涙目で、「この子供達は私の最高の自慢の子供達です」とおっしゃってられました。

小さな子供のうちから、「本当に一番大切な事は何か」を教えてくださる、この園に本当に感謝しています。

その「少しだけ運動が苦手な」お子様が、最後のゴールテープを切った時の、園児全員の声援と喜び、そしてご両親の笑顔を

今でも忘れられない、そんな素敵な運動会でした（＾＾）

そのお子様がゴールした時の園児全員の笑顔が、見ている我々保護者にとっても最高の贈り物でした（＾＾）

本日はそんなちょっと素敵な運動会のお話でしたる（＾＾）