川で流された場合について

slowlife

2007年08月06日 21:59

まず始めに昨日、水難事故で亡くなられた多くの方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

さて、本来ならば第2回のカヌー・リスクマネジメントは「沈した場合」だったのですが、夏休みに入り水難事故が多発している事から急遽、「川でながされた場合」の対処法をアップしまする!

昨日の事故も決して激しい流れの川ではなかったそうです。それにも関わらず一部のお子さんや成人の方々が水難事故により尊い命を亡くされています。実は川も海も流れや波が激しくなくても、危険が多くありまする(--)今回は川について説明していきまする(^^)

夏休みに、お子さん達と川で水遊びをされる方は参考にしてくだされば幸いでする(^^)

まず、川で流されたときは「慌てないで、すぐに立たない」事が重要でする(^^)

こんな感じで背中に流れを受けながら、足を川底につけないで、徐徐に岸に近づいていくのがベストでする(^^)

何故すぐに立ってはいけないかと言うと、足が川底の岩や石に捕まり、そこから抜けなくなる可能性があるからでする(--)この場合は後ろからくる流れの水圧に負けてしまい、水没する危険性が高くなりまする(--)これを「フットエントラップメント」と言いまする。非常に危険な状態で、残念ながらレスキュウの可能性も低い状態でする(--)



そして、さきほどの川底に足をつけず、仰向けで流れの中で逆らわずに徐徐にリカバリーするのが「ホワイトウォーターフローティング」と言いまする(^^)

大きな岩は足で蹴るなどして、障害物をさけて、また足をキャッチされるような危険の岩の上は積極的に泳いで通過しまする(この危険な岩をストレーナーといいまする)

過去には水深35センチ程度で、このフットエントラップメントで亡くなっている方もいらっしゃいます(--)

さて、お子さんがもし万一流された時に効果的なレスキュウ法として、カヤッカーがツーリングやリバーダウン時に常備している「スローバック」が役に立ちまする(^^)

これは、市販していまするが、自分でも簡単に作れまする(^^)

要は「袋のなかに、ロープの先端を固定し、残り30メートル~50メートルのロープを袋の中に入れてしまう物」でする(^^)

万一、誰かが流されたら、ロープの先端を手に持ち、袋を救助者めがけて投げまする(^^)

救助者は、袋ごと、しっかり掴み岸に向かって引っ張ってもらうのでする(^^)

先端に浮き輪を装着してもOKでするよ(^^)



川は流れが激しくなくても、水圧が思った以上にある場合があるので、お子さん達を先に川に入れないで、必ず大人が先に入って水圧を確かめてから、お子さんを誘導してあげてくださいでする(^^)

楽しい夏休みを、楽しい思い出で終われるように、祈っていまする(^^)



あなたにおススメの記事